川崎市の引っ越し助成金とは?対象条件・補助内容・申請方法を解説
川崎市への引っ越しで助成金はもらえる?まずは制度の全体像を解説
川崎市への引っ越しを検討していると、「引っ越し費用を補助してもらえる制度はあるの?」「市外から転入すると助成金がもらえる?」と気になる方もいるでしょう。
引っ越しには、引っ越し業者への支払いだけでなく、賃貸住宅の敷金・礼金、仲介手数料、家具・家電の購入費など、さまざまな費用がかかります。
利用できる支援制度があれば、経済的な負担を軽減できる可能性があります。
川崎市には、一定の条件を満たす方を対象とした「住居確保給付金(転居費用補助)」と「住居確保給付金(家賃補助)」があります。
ただし、これらは川崎市に引っ越す人全員が対象の制度ではありません。
収入の減少や住居を失うおそれなど、制度ごとに定められた条件を満たす必要があります。
まずは、引っ越しにかかる費用を補助する制度と、毎月の家賃負担を軽くする制度の違いを理解し、自分の状況に合う支援策を探しましょう。
川崎市に引っ越すだけで利用できる助成金はある?
川崎市への転入や市内での引っ越しを予定していても、引っ越しをするという理由だけで、誰もが助成金を受け取れるわけではありません。
川崎市の「住居確保給付金(転居費用補助)」は、本人や同じ世帯の人の離職・休業などによって世帯収入が大きく減少し、経済的に困窮して住居を失っている、または失うおそれがある方などを対象とする制度です。
家計の改善に向けて転居が必要と認められるなど、所定の要件を満たす必要があります。
申請前には、川崎市の相談窓口で転居の必要性などを確認することが求められています。
そのため、転職、結婚、出産、子育て環境の見直しなどを理由に引っ越す場合でも、こうした制度の条件に該当しなければ、転居費用補助を利用できない可能性があります。
一方で、生活状況や住まいに関する困りごとによっては、引っ越し費用を補助する制度以外にも、家賃の支払いを支援する制度や、住居の確保について相談できる窓口が役立つ場合があります。
大切なのは、「川崎市に引っ越すから利用できる制度」を探すだけでなく、現在の収入、家計、住まいの状況に応じて利用できる支援制度を確認することです。
引っ越し費用の補助と家賃補助は何が違う?
川崎市の住居確保給付金には、転居にかかる費用を対象とするものと、毎月の家賃を対象とするものがあります。
名称が似ているため混同しやすいものの、目的や対象となる費用は異なります。
| 制度 | 主な目的 | 確認したいポイント |
| 住居確保給付金(転居費用補助) | 経済的な困窮などにより転居が必要な方の家計改善を支援する | 転居の必要性、収入状況、対象となる転居費用など |
| 住居確保給付金(家賃補助) | 住居を失うおそれがある方などの住まいの安定を支援する | 離職・収入減少の状況、収入・資産要件、家賃額など |
※上記は制度の概要です。実際に利用できるかどうかは、それぞれの要件や個別の状況によって判断されます。
転居費用補助は、転居が家計の改善につながると考えられる場合などに、一定の条件のもとで利用を検討する制度です。
一方、家賃補助は、離職や収入を得る機会の減少などによって住居を失うおそれがある方などを対象に、家賃相当額を支給する制度です。
単に引っ越し費用が高い、家賃を安くしたいという理由だけで、必ず利用できるものではありません。
家賃補助では、引っ越し業者への支払いや敷金・礼金などの初期費用は対象外です。
何の費用を支援してほしいのかを整理してから、制度の詳細を確認しましょう。
自分が利用できる制度を確認する方法
川崎市の引っ越し関連制度について詳しく知りたい場合は、まず川崎市の公式ウェブサイトで最新の案内を確認しましょう。
制度の対象条件、支給内容、申請方法などは、必ず公式情報をもとに判断することが重要です。
とくに転居費用補助を検討している場合は、申請前に「だいJOBセンター」への相談が必要です。
公式情報は、以下のページから確認できます。
- 住居確保給付金(転居費用補助)事業:川崎市公式ページ
- 住居確保給付金(家賃補助)事業:川崎市公式ページ
制度を利用できるかどうかは、引っ越し先だけでなく、収入、家計、住居の状況などによって異なります。
対象になるか分からない場合も、自己判断で諦めず、公式情報を確認したうえで相談窓口に問い合わせてみましょう。
助成制度を利用できない場合に備えて、引っ越し業者の見積もりを比較したり、荷物を減らしたりするなど、引っ越し費用そのものを抑える方法も検討しておくと安心です。
川崎市の住居確保給付金(転居費用補助)とは?
川崎市で引っ越し費用の支援を検討している方に、知っておいてほしい制度のひとつが「住居確保給付金(転居費用補助)」です。
この制度は、離職や休業などによって世帯収入が大きく減少し、経済的に困窮して住居を失っている、または失うおそれがある方を対象としています。
家計を改善するために転居が必要と認められた場合に、引っ越しにかかる一定の費用について支援を受けられる可能性があります。
ただし、引っ越しをする人なら誰でも利用できるわけではなく、収入や資産、転居による家計改善の見込みなど、複数の条件を満たす必要があります。
申請前には、「だいJOBセンター」で家計改善支援を受け、転居の必要性を確認してもらう必要があります。
住居確保給付金の転居費用補助の概要
住居確保給付金(転居費用補助)は、経済的な困窮によって住まいの維持が難しくなった方などに対し、転居に必要な費用を支給することで、家計の改善を支援する制度です。
たとえば、収入が減少して現在の家賃を払い続けることが難しくなり、家賃の安い住宅へ移ることで毎月の支出を減らせる場合などに、利用を検討できます。
一方、広い家に住み替えたい、通勤に便利な場所へ引っ越したい、引っ越し業者への支払いが負担になっている、といった理由だけでは、対象になるとは限りません。
制度では、転居が家計改善につながることや、転居費用を自力で用意することが難しいことなどが確認されます。制度の概要は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
| 制度名 | 住居確保給付金(転居費用補助) |
| 主な目的 | 経済的な困窮などに直面している方の転居を支援し、家計の改善につなげる |
| 主な対象者 | 世帯収入の著しい減少などにより、住居を失っている、または失うおそれがある方 |
| 主な確認事項 | 転居の必要性、収入、資産、世帯の状況など |
| 事前相談 | 川崎市生活自立・仕事相談センター「だいJOBセンター」 |
| 支給方法 | 川崎市から不動産仲介業者などの口座へ直接振り込み |
※上記は制度の概要です。実際の受給には、川崎市が定める要件を満たす必要があります。最新の情報は川崎市の公式案内で確認してください。
この制度の特徴は、引っ越し費用を一律に補助するのではなく、転居によって家計の立て直しを図ることを目的としている点です。
利用を考えているなら、引っ越し先を決める前に、まず相談窓口で自分の状況を説明することが大切です。
対象となる人の主な条件
住居確保給付金(転居費用補助)を利用するには、複数の要件を満たす必要があります。
川崎市の公式案内では、原則として川崎市に居住していることに加え、家計改善支援によって転居の必要性が認められることなどが条件として示されています。主な確認ポイントは、次のとおりです。
世帯収入が著しく減少していること
本人や同じ世帯の人の離職、休業などによって収入が大きく減少し、経済的に困窮していることが要件のひとつです。
世帯の収入状況や、住居を維持できるかどうかなどが確認されます。
住居を失っている、または失うおそれがあること
収入の減少などにより、現在の住居を維持することが難しい状況にあることが求められます。
転居によって家計の改善が見込まれること
だいJOBセンターの家計改善支援を通じて、転居が必要かどうかを確認します。
たとえば、転居によって家賃が下がり、家計全体の支出を減らせる場合などが考えられます。
転居後の家賃が高くなる場合でも、ほかの支出が減ることで家計全体の改善が見込まれるケースは、制度上の検討対象となり得ます。
ただし、転居の必要性や家計改善の見込みについては、個別に判断されます。
世帯の収入が所定の基準以下であること
申請時には、本人と同じ世帯に属する人の収入を合算し、世帯人数などに応じた収入基準を満たしているかが確認されます。
基準は世帯人数によって異なり、家賃額なども関係するため、収入だけを見て自己判断するのは避けましょう。
世帯の金融資産が所定の基準以下であること
預貯金などの金融資産にも基準が設けられています。
川崎市の公式案内では、申請日における金融資産の合計額について、単身世帯は55万2,000円、2人世帯は83万4,000円、3人以上の世帯は100万円以下とされています。
そのほかの要件を満たしていること
収入や資産以外にも、世帯の生計を主として維持していること、申請できる期間の条件を満たしていること、類似する転居支援の給付などを受けていないことなどが確認されます。
利用の可否は、ひとつの条件だけで決まるわけではありません。
自分が対象になるか分からないときは、収入、預貯金、現在の家賃、転居を考えている理由などを整理し、だいJOBセンターへ相談しましょう。
補助対象となる費用と対象外の費用
住居確保給付金(転居費用補助)では、引っ越しに関係する費用のすべてが補助対象になるわけではありません。
川崎市の公式案内では、対象となる費用と対象外の費用が区別されています。
補助対象となる主な費用
| 費用の種類 | 内容 |
| 家財の運搬費用 | 引っ越し先へ荷物を運ぶための費用 |
| 礼金 | 賃貸契約時に貸主へ支払う礼金 |
| 仲介手数料 | 不動産会社に支払う仲介手数料 |
| 家賃債務保証料 | 賃貸契約に必要な保証会社の利用料 |
| 住宅保険料 | 転居先の住宅に関する保険料 |
| 原状回復費用 | ハウスクリーニングなど、転居に伴う一定の原状回復費用 |
| 鍵交換費用 | 転居先などの鍵交換にかかる費用 |
ただし、上記に該当する費用でも、制度上の条件や個別の確認によって取り扱いが異なる場合があります。
実際に支給対象になるかどうかは、申請前に相談窓口で確認してください。
補助対象とならない主な費用
| 費用の種類 | 注意点 |
| 敷金 | 賃貸契約時に支払う敷金は対象外 |
| 前家賃 | 契約時に支払う家賃は対象外 |
| 家財・設備の購入費 | 家具や家電、風呂釜、エアコンなどの購入費は対象外 |
たとえば、引っ越し業者への支払いと賃貸契約時の費用が合計30万円かかっても、全額が支給されるとは限りません。
家具や家電の購入費も対象外のため、補助の対象になる費用と自己負担の費用を分けて見積もりましょう。
補助金額や支給方法を確認する際のポイント
住居確保給付金(転居費用補助)の支給額は、実際に転居に必要となる対象経費をもとに決まり、一定の上限が設けられています。
川崎市内へ転居する場合の支給上限額は、世帯人数に応じて次のように定められています。
| 世帯人数 | 支給上限額 |
| 1人 | 279,200円 |
| 2人 | 300,000円 |
| 3人 | 324,000円 |
| 4人 | 344,000円 |
| 5人 | 364,000円 |
| 6人 | 364,000円 |
| 7人 | 388,000円 |
※川崎市の公式案内に掲載されている、転居先が川崎市内の場合の上限額です。
転居先の自治体や制度の最新の取り扱いによって異なる場合があるため、申請前に必ず確認してください。
上限額まで必ず支給されるわけではなく、実際に必要な対象経費などに応じて支給額が決まります。
たとえば、単身世帯で支給対象となる費用が20万円の場合、上限額が279,200円でも、上限額いっぱいが支給されるわけではありません。支給対象となる実際の費用が基準となります。
支給対象となる費用が上限額を超えた場合は、超えた分が自己負担です。
引っ越し費用を見積もるときは、補助を受けられる可能性だけに頼らず、自分で負担する金額も想定しておきましょう。
支給方法にも注意が必要です。
川崎市の案内では、給付金は原則として不動産仲介業者などの口座へ直接振り込まれます。
申請者本人の口座に現金が振り込まれる仕組みとは異なるため、支払い先や契約内容についても確認が必要です。
引っ越し費用をいったん自分で立て替えることを想定している場合も、支給方法や支払いのタイミングを事前に相談しておくと安心です。
申請前に確認しておきたい注意点
住居確保給付金(転居費用補助)を検討する際は、対象条件や支給上限額だけでなく、申請までに必要な手続きと期間も確認しておきましょう。
とくに重要なのが、転居の必要性を確認するための家計改善支援を、申請前に利用する必要があることです。
申請までの具体的な流れは、第5章で解説します。
相談から家計改善支援を経て申請に至るまでには、川崎市の案内によると1〜2か月程度かかる見込みです。さらに、申請書類を提出してから振り込みまでに、1か月〜1か月半程度かかる場合もあります。
引っ越しを急いでいる方は、とくに早めの相談が大切です。転居先の契約や業者への依頼は、必ず相談後に進めましょう。
相談時には、現在の賃貸借契約書、水道光熱費の領収書、食費や日用品などの支出が分かる資料を求められる場合があります。
必要書類は個別の状況に応じて案内されるため、最初の相談時に確認しておくと準備を進めやすくなります。
相談先:川崎市生活自立・仕事相談センター「だいJOBセンター」
- 電話番号:044-245-5120
- 受付時間:月曜日〜金曜日の10時〜18時(祝日・年末年始を除く)
- 所在地:川崎市川崎区駅前本町11-2川崎フロンティアビル5階
面接相談は予約制です。受付時間や連絡先などは変更される可能性があるため、問い合わせる前に公式案内も確認してください。
川崎市の住居確保給付金(家賃補助)とは?

川崎市への引っ越しを検討している方のなかには、引っ越し費用だけでなく、新居で毎月支払う家賃の負担を心配している方もいるでしょう。
そのような場合に確認したい制度のひとつが、川崎市の「住居確保給付金(家賃補助)」です。
この制度は、離職や本人の責任によらない収入減少などによって経済的に困窮し、住居を失っている、または失うおそれがある方を対象に、一定期間、家賃相当額を支給するものです。
住まいの安定を確保するとともに、就職や生活の立て直しを支援することを目的としています。
ただし、川崎市に引っ越す人全員が利用できる制度ではありません。
離職などの状況に加えて、収入、金融資産、求職活動などに関する要件を満たす必要があります。
補助の対象となるのは原則として家賃で、引っ越し業者への支払いや賃貸契約時の敷金・礼金などは対象外です。
転居費用の補助を受けたい場合は、第2章で紹介した「住居確保給付金(転居費用補助)」との違いを理解しておきましょう。
住居確保給付金の家賃補助の概要
住居確保給付金(家賃補助)は、離職や廃業、本人の責任によらない就業機会の減少などによって経済的に困窮し、住まいを失っている、または失うおそれがある方を対象とする制度です。
家賃の負担を軽くしながら、就職活動などを通じて生活の安定を目指します。
支給を受けるには、川崎市が定める要件を満たし、申請後の審査で支給が認められる必要があります。制度の主な特徴は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
| 制度名 | 住居確保給付金(家賃補助) |
| 主な目的 | 家賃負担を軽減し、住居の安定と就労機会の確保を支援する |
| 主な対象者 | 離職・廃業後の方や、本人の責任によらず収入を得る機会が減少した方など |
| 主な要件 | 住居の喪失または喪失のおそれ、収入・金融資産の基準、求職活動など |
| 支給対象 | 原則として賃貸住宅の家賃 |
| 支給期間 | 原則3か月。要件を満たす場合は延長できることがある |
| 支給方法 | 原則として川崎市から貸主や不動産仲介業者などへ直接振り込み |
| 相談・申請窓口 | 川崎市生活自立・仕事相談センター「だいJOBセンター」 |
※制度の概要です。対象要件や支給額などは個別の状況によって異なります。申請前に川崎市の公式案内で最新情報を確認してください。
この制度は、一般的な引っ越し助成金とは性質が異なります。
引っ越し費用を一度だけ補助するのではなく、一定期間の家賃負担を軽くし、その間に生活の立て直しを図るための支援です。
対象となる人の主な条件
住居確保給付金(家賃補助)を利用するには、複数の条件を満たす必要があります。
川崎市の公式案内では、原則として川崎市に居住している、または居住する予定であり、申請時に定められた要件に該当する方が対象とされています。主な確認ポイントは、次のとおりです。
離職・廃業後の期間や収入減少の状況が要件に該当すること
申請日において、離職・廃業から原則2年以内であることなどが条件となります。
疾病や育児など、やむを得ない事情によって求職活動が難しかった場合には、一定の範囲で期間が加算されることがあります。
離職・廃業していない場合でも、本人の責任や都合によらず給与などを得る機会が減少し、離職や廃業と同程度の状況にある方は、対象となる可能性があります。
たとえば、勤務先の事情で勤務日数が減り、収入が大幅に減少した場合などが考えられます。
ただし、収入が減ったという理由だけで利用できるわけではなく、制度上の要件を満たす必要があります。
住居を失っている、または失うおそれがあること
現在住んでいる賃貸住宅を維持することが難しくなっている方や、すでに住居を失っている方などが対象となります。
収入の減少で家賃の支払いが難しくなっている場合でも、具体的な状況やほかの要件によって判断されます。
家賃を安くしたいという理由だけでは、対象にならない場合があります。
就職に向けた活動などを行うこと
制度の目的には、住居の安定だけでなく、就労機会の確保も含まれています。
そのため、原則として、常用就職を目指した求職活動などを誠実かつ熱心に行うことが求められます。
自営業や個人事業主などの場合は、状況によって、経営相談や事業の再生に向けた活動が求職活動などに代わることもあります。
自分がどの活動を行う必要があるかは、相談窓口で確認しましょう。
世帯収入が所定の基準以下であること
申請月の本人および同一世帯の人の収入を合算し、世帯人数に応じた収入基準を満たしているかが確認されます。
川崎市が公表している主な基準は、次のとおりです。
| 世帯人数 | 申請月の収入基準額 | 家賃補助の上限額 |
| 1人 | 92,000円 | 53,700円 |
| 2人 | 139,000円 | 64,000円 |
| 3人 | 172,000円 | 69,800円 |
| 4人 | 214,000円 | 69,800円 |
| 5人 | 255,000円 | 69,800円 |
| 6人 | 297,000円 | 75,000円 |
| 7人 | 334,000円 | 83,800円 |
※上記は川崎市公式ページに掲載されている基準の一部です。
収入基準額と家賃補助の上限額は異なります。
また、支給額は実際の家賃や世帯収入などによって計算されるため、上限額がそのまま支給されるとは限りません。
世帯の金融資産が所定の基準以下であること
収入だけでなく、本人と同一世帯の人が所有する金融資産の合計額についても確認されます。
川崎市の公式案内に掲載されている金融資産の基準は、次のとおりです。
| 世帯人数 | 金融資産の上限 |
| 1人 | 552,000円 |
| 2人 | 834,000円 |
| 3人以上 | 1,000,000円 |
※申請時には、金融資産の確認に必要な書類なども求められます。
最新の条件や算定方法は公式案内で確認してください。
このほかにも、類似の給付を受けていないことなど、制度上の条件があります。
対象となるかどうかは収入や資産だけで決まるわけではないため、自己判断せず、だいJOBセンターへ相談することをおすすめします。
家賃補助の金額や支給期間を確認する方法
住居確保給付金(家賃補助)の支給額は、実際の家賃と世帯の収入などをもとに計算されます。
世帯人数に応じた上限額が設けられているため、家賃が高ければその分だけ補助額も増えるという仕組みではありません。
川崎市では、原則として次の考え方で支給額を算出します。
支給額=実際の家賃額+世帯人数に応じた基準額-月の世帯収入額
計算結果が世帯人数に応じた上限家賃額を超える場合は、上限額までが支給額となります。
管理費や共益費などは、家賃額に含まれません。
たとえば、単身世帯で実際の家賃が60,000円、申請月の収入が90,000円だった場合、計算上は次のようになります。
60,000円+92,000円-90,000円=62,000円
この場合、計算結果は62,000円ですが、単身世帯の上限額は53,700円です。
そのため、ほかの要件を満たして支給が認められた場合でも、支給額は上限の53,700円となります。
一方、家賃が40,000円、申請月の収入が100,000円の場合は、次の計算になります。
40,000円+92,000円-100,000円=32,000円
この場合は上限額を下回るため、計算上の支給額は32,000円です。
※上記は川崎市の公式ページに示された計算方法をもとにした例です。
実際の支給額は、申請内容や審査結果によって決まります。
支給期間は原則3か月です。
支給中に求職活動などの要件を満たしている場合は、申請と審査を経て、3か月単位で最大2回まで延長できることがあります。
延長が認められるかどうかは、支給要件や活動状況などによって判断されます。
支給は原則として、川崎市から貸主や不動産仲介業者などの口座へ直接振り込まれます。
本人の口座に現金が振り込まれる仕組みとは異なるため、家賃の支払い方法についても確認しておきましょう。
家賃補助を利用できる可能性がある場合は、家賃額だけでなく、申請月の世帯収入、金融資産、求職活動などの条件を整理して相談すると、手続きを進めやすくなります。
家賃補助を検討するときの注意点
住居確保給付金(家賃補助)を検討する際は、制度の対象条件に加えて、申請時期や支給中に必要な活動についても把握しておきましょう。
敷金・礼金や引っ越し業者への支払いは対象外
賃貸契約時の敷金・礼金などの初期費用、住宅の更新料、滞納している家賃、引っ越し業者への運搬費用は、家賃補助の対象外です。
引っ越しに必要な初期費用が足りない場合は、家賃補助だけで解決しようとせず、転居費用補助や社会福祉協議会の貸付制度など、別の支援策も含めて相談しましょう。
支給中は求職活動などを継続する必要がある
支給決定後は、だいJOBセンターとの面談や、支援プランに沿った活動などが求められます。
離職・廃業した方や就業機会が減少した方など、状況によって必要な活動は異なります。
要件を満たせない場合は、支給が中止されたり、延長が認められなかったりすることがあります。
就職が決まった場合や収入が回復した場合など、状況に変化があったときは、だいJOBセンターへの連絡が必要です。
申請に必要な書類や手続きを事前に確認する
申請には、収入や資産の状況、住居に関する情報などを確認できる書類が必要です。
申請書類に不足があると、審査や支給決定に時間がかかる可能性があります。
必要書類の一覧を公式ページで確認し、不明点は窓口へ問い合わせるとよいでしょう。
川崎市では、だいJOBセンターでの対面申請と郵送による申請が案内されています。
対面で申請する場合は事前予約が必要です。
申請方法や受付状況は変更される場合があるため、手続き前に公式案内を確認してください。
川崎市の居住支援制度など、ほかの支援策も確認しよう
川崎市への引っ越しにあたって、住居確保給付金の対象にならなかった場合でも、住まいに関する相談や支援を利用できる可能性があります。
たとえば、保証人が見つからず賃貸住宅を借りにくい方や、自分に合う住み替え先を探すのが難しい方に向けて、川崎市では居住支援制度や住まいの相談窓口を設けています。
ただし、これらは引っ越し費用を一律に補助する制度ではありません。
制度によって対象者や支援内容が異なるため、自分が困っていることに合った窓口を選ぶことが大切です。
ここでは、川崎市の居住支援制度の概要と、住まい探しに困ったときの相談先を紹介します。
川崎市の居住支援制度とは?
川崎市には、高齢者、障害のある方、外国人、ひとり親世帯など、民間賃貸住宅への入居にあたって支援を必要とする方を対象とした「川崎市居住支援制度」があります。
この制度は、家賃を支払う能力があるにもかかわらず、保証人が見つからないなどの理由で賃貸住宅への入居が難しい方を支援するものです。川崎市が指定する保証会社を利用し、入居後も安心して暮らせるよう、関係機関などが連携して支援します。主な対象者は、次のとおりです。
- 高齢者
- 外国人
- ひとり親世帯
- 指定難病・特定疾患の患者
- 障害のある方
- DV被害者一時保護施設の退所者など
- ホームレス自立支援施設の退所者
- 児童福祉施設などの退所者
対象となるには、それぞれの区分で定められた条件を満たす必要があります。
たとえば、高齢者については年齢や居住状況、障害のある方については手帳の所持などが確認されます。
家賃を継続して支払える見込みがあることや、緊急時の連絡先を確保できることなども条件です。
制度を利用すると、保証会社による家賃の滞納や原状回復費用などの保証に加えて、対象者の状況に応じて、入居後の生活を支える支援を受けられる場合があります。
ただし、川崎市居住支援制度は、家賃の補助やアパートのあっせん・紹介を行う制度ではありません。
利用には保証料や所定の保険への加入が必要になるため、費用も事前に確認しておきましょう。
制度の対象条件や利用方法は、川崎市の公式ページで確認できます。
住まい探しや住居の確保に困ったときの相談先
「不動産会社を回っても入居できる物件が見つからない」「大家さんから退去を求められている」「自分の状況に合った住み替え先を探したい」といった悩みがあるときは、川崎市の住まいに関する相談窓口を利用する方法があります。
川崎市と川崎市住宅供給公社が運営する「すまいの相談窓口」では、住み替え先に関する情報提供や、必要に応じた福祉などの支援機関との連携を行っています。
主に、高齢者や障害のある方など、自分で住まいを探すことが難しい方や、その家族・支援者が相談できます。
相談先の概要は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
| 相談窓口 | すまいの相談窓口 |
| 主な相談内容 | 住み替え先探し、入居に関する困りごと、住まいの確保など |
| 相談方法 | 電話、窓口、オンラインなど |
| 電話番号 | 044-244-7590 |
| 受付時間 | 平日8時30分~12時、13時~17時 |
| 休業日 | 土曜日・日曜日・祝日・年末年始 |
| 所在地 | 川崎市川崎区砂子1-2-4川崎市住宅供給公社内2階 |
※窓口での相談を希望する場合は、事前に電話で連絡してください。
相談内容によっては、別の支援機関を案内される場合があります。
この窓口は、家賃補助や市営住宅への優先入居を提供するものではありません。
希望する物件を必ず紹介してもらえるわけでもありませんが、住まい探しに関する困りごとを整理し、必要な情報や支援先につなげてもらえる可能性があります。
住居の確保が難しい状況にあるときは、自分だけで不動産会社を探し続けるのではなく、相談窓口に状況を伝えてみるとよいでしょう。
支援制度ごとの対象条件を確認するポイント
支援制度を見つけたら、すぐに利用できると考えるのではなく、自分が対象になるかを確認しましょう。
とくに、次の4点をチェックしておくことが大切です。
対象者の条件を満たしているか
制度によって、収入や資産、年齢、世帯構成、住居の状況など、対象者の条件が異なります。
家族全員の状況が関係する場合もあるため、本人の条件だけで判断しないようにしましょう。
支援の対象となる費用や内容は何か
支援制度には、転居費用を対象とするもの、家賃を対象とするもの、賃貸住宅への入居を支援するものなどがあります。自分が必要としている費用や支援内容に合っているかを確認してください。
たとえば、保証人の問題を解決するための居住支援制度を利用しても、引っ越し業者への支払いが補助されるわけではありません。
制度の目的を理解しておけば、期待していた支援と実際の内容との食い違いを防げます。
申請前に相談や審査が必要か
制度によっては、申請前の相談、家計状況の確認、保証会社の審査などが必要です。
必要な手続きを確認せずに引っ越しを進めると、利用できるはずだった支援を受けられなくなる可能性もあります。
とくに転居費用補助を検討している場合は、転居先の契約や引っ越し業者への依頼を進める前に、相談窓口で手順を確認しておきましょう。
利用にあたって自己負担する費用があるか
支援制度を利用する場合でも、すべての費用が無料になるとは限りません。
保証料、保険料、制度の対象外となる費用などは、自分で負担する必要があります。
利用条件だけでなく、支払いが必要な費用や支給方法まで確認しておくと、転居後の家計を計画しやすくなります。
川崎市の支援制度は、それぞれ目的や対象者が異なります。
自分に合った制度が分からないときは、公式情報を確認し、内容に応じた相談窓口に問い合わせてみましょう。
引っ越し費用の補助だけに絞らず、住まい探しや入居に関する支援も含めて検討すれば、利用できる選択肢が広がる可能性があります。
川崎市の引っ越し助成金を申請する方法
川崎市の引っ越し関連支援制度を利用したいなら、まず自分が対象になる制度を確認し、必要な相談や申請手続きを進めましょう。
とくに、住居確保給付金(転居費用補助)は、申請前に家計改善支援を受け、転居の必要性などを確認してもらう必要があります。
引っ越し業者を手配したり、賃貸借契約を結んだりする前に、利用条件と手続きの順序を把握しておくことが重要です。
ここでは、利用できる制度を確認する方法から、相談窓口への問い合わせ、必要書類の準備、申請後の流れまで解説します。
まずは、必要としている支援を整理しましょう。
引っ越し費用なら転居費用補助、毎月の家賃なら家賃補助、保証人の問題なら川崎市居住支援制度が候補になります。
対象になるか判断できない場合も、相談窓口で確認できます。
申請前に相談窓口へ問い合わせる
利用を検討している制度が見つかったら、申請に必要な手続きや書類について、相談窓口に確認しましょう。
住居確保給付金について相談したい場合は、川崎市生活自立・仕事相談センター「だいJOBセンター」が窓口です。
とくに転居費用補助では、家計改善支援を受けて転居の必要性などが認められた後に申請する流れとなります。
先に転居先を探している場合でも、この手続きは必要です。
相談窓口は、第2章で紹介した「だいJOBセンター」(電話:044-245-5120)です。
面接相談は予約制のため、事前に連絡しましょう
相談するときは、現在の住居や家計の状況、収入が減少した理由、引っ越しを考えている事情などを整理しておくと、状況を伝えやすくなります。
たとえば、次のような点をまとめておくとよいでしょう。
- 現在の家賃と毎月の生活費
- 世帯の人数と収入の状況
- 収入が減少した時期や理由
- 現在の住居を維持することが難しい理由
- 転居によって改善したい家計上の問題
- 引っ越しを希望する時期
相談の段階で、すべての書類を自分だけで用意する必要があるとは限りません。
まず窓口に連絡し、必要な資料や手続きの進め方を確認しましょう。
必要書類や確認事項を整理する
支援制度の申請には、対象条件を満たしていることを確認するための書類が必要です。
必要書類は制度や個別の状況によって異なるため、相談窓口から案内されたものを準備しましょう。
住居確保給付金(転居費用補助)では、家計改善支援を受ける際に、現在の家計や住居の状況を確認できる資料を求められます。
そのほか、申請時には、収入や金融資産、収入が減少した事情などを確認するための書類が必要になる場合があります。
準備する書類の例
| 書類の種類 | 確認できる内容 |
| 本人確認書類 | 申請者本人であること |
| 賃貸借契約書 | 現在の住居や家賃などの状況 |
| 給与明細や収入証明書 | 世帯の収入状況 |
| 預貯金通帳など | 世帯の金融資産の状況 |
| 離職や休業を確認できる書類 | 収入が減少した事情 |
| 水道光熱費の領収書や生活費のレシート | 家計の支出状況 |
※上記は準備する可能性がある資料の例です。
すべての書類が一律に必要とは限らず、追加資料を求められることもあります。
必要書類は相談窓口で確認してください。
書類を用意するときは、収入や資産の金額だけでなく、世帯全体の状況が分かるように整理することも大切です。
資料を紛失している場合は、再発行が必要になることもあるため、早めに確認しましょう。
申請から利用までの流れ
住居確保給付金(転居費用補助)を利用する場合は、相談から支給まで、いくつかの段階を踏む必要があります。
一般的な流れを把握しておけば、引っ越しの予定を立てやすくなります。
だいJOBセンターに相談を予約する
まずは、だいJOBセンターへ連絡し、面接相談を予約します。
現在の住居や家計の状況を伝え、制度を利用できる可能性があるか相談しましょう。
家計改善支援を受ける
家計に関する資料などをもとに、収入、支出、住居費などを確認します。
転居によって家計の改善が見込めるか、転居の必要性があるかなどを検討します。
転居の必要性が認められたら、必要な証明書を受け取る
家計改善支援の結果、転居が必要と認められた場合は、申請に必要な「住居確保給付金要転居証明書」が交付されます。
その後、申請手続きについて案内を受けます。
転居先や必要な費用を確認する
相談窓口の案内に沿って、転居先の住居や必要な費用を検討します。
転居先の契約条件や費用の支払期限なども確認し、制度の利用手順と合うように調整しましょう。
必要書類をそろえて申請する
申請書、収入・資産に関する資料、転居費用の見積もりなど、案内された書類を準備します。
必要書類や提出方法は個別の状況によって異なるため、窓口の指示に従ってください。
審査結果と支給方法を確認する
申請後は、提出書類などをもとに審査が行われます。
支給が決定した場合は、対象経費、支給額、支払先などを確認し、案内に沿って転居を進めます。
住居確保給付金(家賃補助)は、転居費用補助とは手続きや必要書類が異なります。
家賃補助を申請する場合は、川崎市の家賃補助事業の公式ページで申請方法を確認しましょう。
対面申請のほか、郵送による申請も案内されています。
引っ越しや契約は、相談窓口で手順を確認してから進めましょう。
対象外の費用や上限額を超えた分は自己負担になるため、補助を受けられなかった場合も想定して予算を組んでください。
書類は提出前に不足がないかを確認し、条件や申請方法は川崎市の公式ページで最新情報を確認しましょう。
とくに転居費用補助は、転居前の相談が必要です。
引っ越しの日程を決める前に、条件と手続きにかかる期間を確認しましょう。
川崎市の引っ越し助成金に関するよくある質問
川崎市の引っ越し助成金について調べていると、「自分も対象になるのか」「引っ越し業者に支払う費用も補助されるのか」など、さまざまな疑問が出てくるのではないでしょうか。
ここでは、川崎市への転入や市内での転居を検討している方に向けて、引っ越し関連の支援制度についてよくある質問を紹介します。
引っ越し業者に支払う料金は補助の対象になりますか?
引っ越し業者に支払う料金は、制度や費用の内容によって取り扱いが異なります。
転居費用補助では、家財の運搬費用が補助対象に含まれます。
ただし、上限額や利用要件があり、全額が支給されるとは限りません。
家賃補助では、引っ越し業者への支払いは対象外です。
契約や支払いを進める前に、見積書を持って相談窓口へ確認しましょう。
川崎市内での引っ越しも対象になりますか?
川崎市内での転居でも、制度の条件に該当すれば、転居費用補助などを利用できる可能性があります。
支援制度を利用できるかどうかは、市外から川崎市へ引っ越すのか、市内で住み替えるのかという点だけでは決まりません。
収入や資産などの要件に加え、転居の必要性や家計への影響なども確認されます。
とくに、家計の改善を目的として住居を移す場合は、転居によって家賃などの負担が軽減されるかどうかが重要な確認事項になります。
個別の状況によって判断が異なるため、市内での引っ越しを検討している方も、契約前に相談窓口で対象となるか確認しましょう。
引っ越しが終わった後でも申請できますか?
引っ越し後に申請できるかどうかは、利用する制度によって異なります。
とくに、住居確保給付金の転居費用補助を検討している場合は、転居を進める前に相談することが重要です。
転居の必要性や家計の状況などを確認したうえで手続きを進める必要があるため、自己判断で引っ越しを済ませてしまうと、希望どおりに支援を受けられない可能性があります。
家賃補助についても、申請に必要な条件や手続きが定められています。
すでに引っ越しを終えている場合でも、最初から対象外だと決めつけず、利用を検討している制度の窓口に相談してみましょう。
ただし、申請できることや費用が補助されることが保証されるわけではありません。
家賃補助と転居費用補助は併用できますか?
家賃補助と転居費用補助は、支援の目的や利用条件が異なる制度です。
そのため、両方を利用できるかどうかは、それぞれの制度の要件や個別の状況を踏まえて確認する必要があります。
転居費用補助は、一定の要件を満たす方が家計の改善などを目的として転居する際の費用を支援する制度です。
一方、家賃補助は、収入の減少などによって住居を失うおそれがある方などを対象に、一定期間、家賃相当額を支給する制度です。
支援の目的が異なるからといって、必ず併用できるとは限りません。
申請時期や生活状況によって、必要な手続きが異なる場合もあります。
両方の制度が利用できる可能性があると感じたら、川崎市の相談窓口で現在の状況を説明し、利用できる制度や申請の順序を確認しましょう。
助成金を利用できるか、どこに相談すればよいですか?
川崎市の住居確保給付金について相談したい場合は、制度を担当する相談窓口に問い合わせるのが確実です。
転居費用補助や家賃補助については、川崎市の「だいJOBセンター」が相談先のひとつです。
利用条件、申請方法、必要書類などについて、公式情報を確認したうえで相談しましょう。
相談には予約が必要な場合があるため、訪問前に受付方法や対応時間を確認しておくとスムーズです。
住居に関する支援制度は、世帯の状況や転居の理由によって利用できるものが異なります。
相談するときは、現在の収入や家賃、世帯構成、転居を考えている理由などを整理しておくと、自分に合った制度を確認しやすくなります。
制度の内容や申請条件は変更されることがあります。
申請を検討する際は、川崎市の公式サイトで最新情報を確認し、必要に応じて担当窓口に問い合わせてください。
助成金を利用できない場合に引っ越し費用を抑える方法

川崎市の引っ越し関連の支援制度を調べても、条件に該当せず、助成金や補助金を利用できない場合があります。
そのようなときは、引っ越しにかかる費用をひとつずつ見直してみましょう。
引っ越し料金だけでなく、新居の契約費用や家具・家電の購入費なども含めて考えることで、出費を抑えられる可能性があります。
ここでは、引っ越し費用を節約するために取り組みやすい方法を紹介します。
複数の引っ越し業者から見積もりを取る
引っ越し費用を抑えたい場合は、複数の引っ越し業者から見積もりを取り、料金とサービス内容を比較することが大切です。
同じ引っ越しでも、業者によって料金体系、対応できる作業、オプションサービスなどが異なります。
1社だけの見積もりでは、その料金が自分の条件に合っているのか判断しにくいため、複数社の提案を比較してみましょう。
見積もりを比較するときは、金額だけでなく、次の点も確認してください。
- 荷物の運搬にかかる基本料金
- 梱包や荷ほどきなどのオプション料金
- エアコンの取り外し・取り付けなどの追加費用
- 家具や家電の運搬に関する条件
- キャンセル料や日程変更の取り扱い
一見安く見える見積もりでも、必要な作業がオプション扱いになっている場合があります。
最終的に支払う金額とサービス内容をそろえて比較することが重要です。
訪問見積もりやオンライン見積もりを利用するときは、荷物の量、建物の状況、搬出入経路などをできるだけ正確に伝えましょう。
事前の情報が不足していると、あとから追加料金が発生する可能性があります。
荷物量を減らして運搬費用を抑える
引っ越し料金は、荷物の量や作業内容によって変わることがあります。
使っていない家具や家電、衣類などを整理し、運ぶ荷物を減らすことも、節約につながる方法のひとつです。
引っ越し準備を始めたら、持っていく物と手放す物を分けてみましょう。
しばらく使っていない物や、新居では使う予定のない物があれば、処分や売却を検討できます。
荷物を減らす方法には、次のようなものがあります。
- 不要な衣類や日用品をリユースショップなどで売る
- 状態のよい家具や家電を買取サービスに相談する
- 自治体のルールに従って不要品を処分する
- 新居の広さや間取りに合わない家具を手放す
- 引っ越しを機に、使用頻度の低い物を整理する
ただし、大型家具や家電は、処分に費用がかかる場合があります。
売却、譲渡、自治体の粗大ごみ収集などの方法を比較し、処分費用も含めて判断するとよいでしょう。
新居に持ち込む荷物が少なくなれば、運搬に必要なトラックの大きさや作業内容を見直せる可能性があります。
引っ越しの直前に慌てて処分するのではなく、早めに整理を始めることがポイントです。
引っ越し時期や作業日を見直す
引っ越しをする時期、曜日、時間帯を調整することでも、料金を抑えられる場合があります。
一般的に、進学、就職、転勤などで引っ越し需要が高まる時期は、予約が集中しやすく、料金も高くなる傾向があります。
日程に余裕がある場合は、繁忙期を避けられないか検討してみましょう。
土日祝日や月末などにも、依頼が集中することがあります。
平日や月の中旬など、比較的予約が取りやすい日程も含めて見積もりを取ると、費用を比較しやすくなります。
ただし、料金は、引っ越し元と引っ越し先の距離、荷物量、作業条件、業者の予約状況などによって異なります。
特定の日を選べば必ず安くなるわけではないため、複数の日程で見積もりを比較することが大切です。
日程を調整できる場合は、次のような点を業者に相談してみましょう。
- 平日への変更が可能か
- 月末以外の日程を選べるか
- 作業時間帯を指定しないプランがあるか
- 引っ越し日を複数候補から選べるか
料金の安さだけでなく、新居の入居日や退去日、仕事の予定なども考慮し、無理のないスケジュールを組みましょう。
初期費用や新居の契約費用を確認する
引っ越しで必要になるお金は、引っ越し業者に支払う料金だけではありません。
賃貸住宅へ移る場合は、敷金、礼金、仲介手数料、前家賃、保証会社の利用料などが必要になることがあります。
引っ越し料金を安くできても、新居の契約費用が予算を大きく上回れば、全体の負担は軽くなりません。
物件を選ぶときは、毎月の家賃だけでなく、契約時に必要な費用や入居後にかかる支出も確認しましょう。
次のような点を比較すると、初期費用を把握しやすくなります。
- 敷金・礼金の有無と金額
- 仲介手数料や保証会社利用料
- 前家賃や日割り家賃
- 鍵交換費用や火災保険料
- 退去時の費用に関する契約条件
- 家賃以外に毎月かかる管理費・共益費
敷金や礼金がない物件でも、別の費用が設定されている場合があります。
広告の一部だけを見て判断せず、初期費用の見積書や契約条件を確認することが大切です。
家具や家電をすべて新しく購入すると、引っ越し後の出費が増えます。
現在使っている物を継続して使えないか検討し、購入する場合も必要な物から優先順位をつけると、支出を調整しやすくなります。
住まいに関する支援窓口への相談も検討する
引っ越し費用を抑える工夫をしても、家賃や生活費の支払いが難しい場合は、住まいに関する支援制度について相談することも選択肢のひとつです。
川崎市には、住居確保給付金の転居費用補助や家賃補助など、一定の条件を満たす方を対象とした制度があります。
経済的な事情や住まいの確保に関する困りごとがあるなら、自分が利用できる制度がないか確認してみましょう。
川崎市の居住支援に関する相談窓口では、住まい探しや住居の確保について相談できる場合があります。
制度によって対象条件や相談先が異なるため、現在の状況を説明し、利用可能な支援を確認することが大切です。
相談する際は、収入、家賃、世帯の状況、転居を考えている理由などを整理しておくと、必要な情報を伝えやすくなります。
制度の利用を希望する場合は、申請のタイミングや必要書類についても確認しましょう。
なお、相談したからといって、必ず補助や給付を受けられるわけではありません。
対象条件を満たすかどうかは、制度ごとに確認する必要があります。
助成金を利用できない場合でも、引っ越し料金や新居の初期費用を見直せば、出費を抑えられる可能性があります。費用全体を把握したうえで、無理のない引っ越し計画を立てましょう。
川崎市の引っ越し助成金を確認して、無理のない転居計画を立てよう
川崎市への引っ越しを検討している方は、利用できる助成金や補助制度がないか、事前に確認しておくことが大切です。
川崎市には、一定の条件を満たす方を対象とした住居確保給付金の転居費用補助や家賃補助などがあります。
ただし、引っ越すだけで誰でも利用できる制度ではなく、収入、資産、生活状況などの要件を満たす必要があります。
制度の内容を正しく理解し、自分の状況に合った支援を確認すれば、引っ越しに伴う経済的な負担を軽減できる可能性があります。
利用できる制度と対象条件を整理する
まずは、自分がどのような支援を利用できる可能性があるのかを整理しましょう。
川崎市の引っ越し関連の支援を調べる際は、とくに次の2つの制度を確認することが重要です。
- 住居確保給付金の転居費用補助:一定の要件を満たし、家計の改善などを目的として転居する方を対象とした支援
- 住居確保給付金の家賃補助:収入の減少などにより住居を失うおそれがある方などを対象とした、一定期間の家賃相当額の支援
どちらも、対象となる人、利用条件、支援内容が異なります。
自分の収入や資産、世帯の状況、転居を考えている理由などを踏まえ、利用できる可能性がある制度を確認しましょう。
助成金や補助金の対象にならない場合でも、引っ越し業者の見積もりを比較したり、荷物を減らしたり、新居の初期費用を見直したりすれば、支出を抑えられる可能性があります。
申請前に公式情報や相談窓口で確認する
支援制度の利用を検討しているなら、申請を進める前に、川崎市の公式サイトや担当窓口で最新の情報を確認しましょう。とくに、次の点を確認しておくと安心です。
- 自分や世帯が対象条件を満たしているか
- どのような費用が支援の対象になるか
- 支給額や支給期間などの条件
- 申請に必要な書類
- 相談や申請を行うタイミング
- 申請から支給までの流れ
転居費用補助などは、引っ越しを進める前に相談したほうがよい場合があります。
自己判断で契約や支払いを済ませるのではなく、事前に手続きの流れを確認しておきましょう。
川崎市の住居確保給付金については、公式サイトで制度の詳細や相談先を確認できます。
利用条件や申請方法は変更される可能性があるため、申請を検討する時点の情報を確認することが大切です。
助成金の有無にかかわらず費用全体を見積もる
引っ越しの予算を立てるときは、助成金を利用できるかどうかだけでなく、転居に必要な費用全体を把握しておきましょう。
引っ越しでは、業者への支払いに加えて、賃貸住宅の契約費用、家具・家電の購入費、不要品の処分費などが発生することがあります。
引っ越し後の生活費も考慮し、無理なく支払える金額を見積もることが重要です。
引っ越し費用を抑えるには、複数の業者から見積もりを取り、料金とサービス内容を比較する方法も有効です。
日程や荷物量を調整できる場合は、条件を変えて見積もりを確認してみましょう。
助成金や補助制度は、条件に該当する方にとって心強い支援となる可能性があります。
一方で、利用できるかどうかは個々の状況によって異なります。
まずは川崎市の公式情報や相談窓口で利用できる制度を確認し、引っ越しに必要な費用を具体的に把握することから始めましょう。
制度と費用の両面から準備を進めることが、安心して新生活をスタートするための第一歩です。


